【No.5】ファンタジア

曲概要

「ファンタジア」は高昌帥作曲の吹奏楽曲です。

2016年にベイラー大学ウィンドアンサンブルの委嘱で作曲されました。

日本では2018年に川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団が自由曲として取り上げたのが記憶に新しいですね。

この曲の推しポイント!

前半の変拍子はファンタジアの名の通り幻想的でありながらも、軽快。そして地に足がついていないような不安感。

高昌帥作曲の変拍子といえば朝鮮半島の伝統的リズムである「チルチェ」の印象が強いですが、この曲では出てきません。

 

後半は、私たちのよく知る高昌帥、私たちの大好きな高昌帥、とでもいえば良いでしょうか。

彼が顔を出してクライマックスを迎え、最後に冒頭部が再現されて曲は終わります。

冒頭と最後のウィップが印象的です。

 

ファンタジア、幻想曲とは作曲者の想像の赴くままに生み出された曲の総称になります。

一つの幻想が自由に展開していく様子が軽やかで美しいです。

 

10分ほどの曲ではありますが、その長さを感じさせない、非常にすっきりとした印象の曲です。

個人的にはもっと評価されるべき高昌帥作品ランキング一位です。

 

曲情報

曲名:ファンタジア(Fantajia)

作曲者:高昌帥

作曲年:2016年

この曲を一言で言うと:軽やか高昌帥

演奏歴:なし

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T