【No.26】Cloudburst

曲概要

「Cloudburst」はE・ウィテカーの作曲した吹奏楽曲です。

2002年にインディアナ州の全州選抜高校バンドのために作曲されました。

彼の作曲した同名の合唱曲が元になっています。

この曲の推しポイント!

ウィテカーといえば、ゴースト・トレインが一番有名でしょうか。

彼は吹奏楽曲以外にも、合唱曲を多く手がけています。どちらかというとそちらがメインのなのかもしれません。

 

この曲は、そんなウィテカーの合唱曲を自分自身で吹奏楽に編曲したものになります。

 

冒頭は合唱。そこから終始ゆったりとしたテンポで曲は進んでいきます。

ユーフォのソロがとても好き。

 

そしてハンドベルのソロを挟んで後半、サンダーシートが登場しタイトルの通り「Cloudburst」、「豪雨」が降ります。

一度クライマックスを迎えた後、観客席を巻き込んで指パッチンによる雨音がホール全体を包み込みます。

具体的な主旋律が現れることなく、そのまま雨は降り続き、そして静かに止むと同時に曲は終了します。

 

豪雨の時、窓から外を眺めている時、そんな気分になります。

 

最近はめっきり人と一緒に楽器を吹くこともできない状況が続いており、リモート合奏なんかも流行ってます。

しかし、こういうホールという空間全体を利用した曲を聴くとやはり生の演奏、生の合奏じゃないとできないこともたくさんあるよな、と再認識します。

 

曲情報

曲名:Cloudburst
作曲者:E・ウィテカー

作曲年:2002年

この曲を一言で言うと:曲は好きでも梅雨は嫌い

演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T