【No.18】すべての答え

曲概要

「すべての答え」は清水大輔の作曲した吹奏楽曲です。

2005年にヤマハ吹奏楽団浜松の委嘱によって作曲されました。

いまや売れっ子の清水大輔ですが、この作品が吹奏楽コンクール全国大会ではデビュー作になります。

この曲の推しポイント!

すべての、生命、宇宙、そして万物についての、究極の疑問の答えとは「42」。

イギリスのSF作家、ダグラス・アダムズの作品「銀河ヒッチハイク・ガイド」の中ではそう示されています。

 

この曲の冒頭は6つの音が連なるチャイムのフレーズです。それは4と2に分けられて演奏されます。

もちろん「すべての答え」に由来したものです。

 

このフレーズは姿を変えながら曲中に何度も登場します。

 

前半はそれぞれの楽器群によるアンサンブルが続く、宇宙を思わせるような神秘的な場面です。
ユーフォのソロが一番印象的でした。

そして、それらが徐々に1つにまとまっていき、疾走感溢れる場面へと転換していきます。3・3・2のリズムが素晴らしく良いですね。

そして壮大なクライマックスを迎え、最後は冒頭の6つの音を奏でて終わります。

 

すべての答えを求める映画の、サントラ聞いてるみたいですね。

結局4・2に戻ってくるところが好きです。

 

曲情報

曲名:すべての答え

作曲者:清水大輔

作曲年:2005年

この曲を一言で言うと:42

演奏歴:早(第64回定期演奏会)

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

Tuba. T