【No.17】Mindscape for Wind Orchestra

曲概要

「Mindscape for Wind Orchestra」は高昌帥の吹奏楽曲です。

A-Winds奈良アマチュアウィンドオーケストラの委嘱により2005年に作曲されました。
ウインドオーケストラのためのマインドスケープという呼び名の方が親しみ深いですね。

この曲の推しポイント!

作曲者によると、タイトルにある「マインドスケープ」というのは「心象風景」というほどのものだそうです。

この曲は大きく2部構成になっております。前半は特徴的なフレーズが入れ替わり立ち替わり登場し、慌ただしく激情的に訴えかけてくる音楽となっております。

後半は打って変わってゆらゆらとたゆたう穏やかなフレーズが広がる音楽となっております。

終盤では夢から醒めるように伸びやかに音楽が進んでいきます。徐々に音楽が収縮していき、終わりを迎えるかと思ったところで、ダメ押しのように冒頭の低音から始まる鬼気迫るフレーズで幕を閉じます。

 

決して平穏な「心象風景」とは言い難いですが、実に人間味の溢れる感情の移り変わりを巧みに表現した作品です。

冒頭の低音から始まるフレーズと終盤の壮大なクライマックスが最推しです。

曲情報

曲名:Mindscape for Wind Orchestra (ウインドオーケストラのためのマインドスケープ)

作曲者:高昌帥

作曲年:2005年

この曲を一言で言うと:まさにエモーショナル

演奏歴:無し

(早稲田吹奏楽団での演奏歴:早、フィエスタ・ウィンドシンフォニーでの演奏歴:F)

 

T.Sax. T